脳汁生活。

脳汁生活

無重力アパシーなる日々。

創れる人が一番偉いんじゃないかと錯覚してしまう

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こんにちは、たっくん、たまに図2 (@usagoke_poepoe) です

 

会社を抜け出して、有限会社カイカイキキの説明会に行ってきました。

 

代表は、日本を代表する世界的アーティストの村上隆さん。

 

彼の著作からアーティスト、クリエイターとは何か?という問いに向き合わされました。

 

自分の世界に自惚れるのではなく、世界の文脈を知らなければ評価されないという考えに、ガツン!と衝撃を喰らった方も多いのでは?

 

村上隆さんのトークタイムは15分程でしたが、もうしびれましたね・・・世界的アーティストが語られる言葉の重みをひしひしと感じました。

 

分からないなら帰っていいですよ。

 

日本のマーケットは縮小してる上に、そもそも、日本人は芸術作品にお金を払うことしないじゃないですか?

それなのに、日本語だけできたって意味ないんですよ。

多くの日本人は、一枚の絵に数千万円の価値が付く理由を知らないじゃないですか。

欧米のね、芸術作品を買う人はみんなボンボンなんですよ。ガキの頃からホンモノを与えられてきたから、一目見れば分かるんですよ。

ここにいる人、分かりますか?ホンモノかどうかって?なんでこの一枚の絵が4000万円で売れたかって。

分からないなら、もう今日は帰っていいですよ。

 

説明のために用意されたであろうスライドをことごとく無視して、そんなことを話していました。

 

アートの世界の中心はニューヨークですからね。そりゃそうだわ。

 

著作の中でも語られていますが、村上隆さんは、世界的に認められた日本人アーティストとなるべく、欧米世界に認められる作品を作っていきました。

 

日本で認められたところで、それはグローバルスタンダードではないと。

 

アートの中心がニューヨークや欧米である以上、そこから認めらなければ、存在意義はあるのか?と。パワーメッセージすぎる。

 

 

アートの世界に関わりたいならトライリンガルは当たり前

マシンガンのように喋り倒したあとで、村上さんへの質問の時間があったのですが、こんな質問をした女性がおりました。

 

村上さんは時間を惜しんで、現代美術の勉強されたということでしたが、英語はその時からできたんですか? 

 

村上さんの回答が、本質的すぎました。

 

英語の勉強はしましたけど、本格的にしたのは、アメリカに留学してからですねぇ。まあ、全然喋れませんでしたけど。

今でやっと、できる人の15%くらいじゃないですかね。まあ、翻訳のプロ雇ってるからええねんけど。

別にね、僕がトライリンガルである必要ないんですよ(笑)。

だって僕は天才的な作品を作れますから。君できる?

できひんよね。したら、英語喋れる?

喋れなかったら、ええわ(笑)。もう帰ってええよ。

 

衝撃を受けました。

 

これほどまでに、雇う側と雇われる側の力関係がはっきりした会社が、この平成の世の中にあるのかと。

 

目を背けたくなりますが、はっきり言います。

 

これが、生み出せる人とそうでない人との違いです。

 

生み出せない限り、生み出せる人の下でおこぼれを貰うしかないんです。

 

 

僕たちは村上隆のやりたいことのために働いています!

村上隆さんの衝撃のトークショー会社説明会)があっという間に終わり、他のスピーカーにも期待していたのですが、まあ眠くて眠くて・・・

 

正直、話は面白くなかったです。はい。

 

でも、恐ろしいくらいに共通していたのは、社員の姿勢でした。

 

映像制作部の方が言っていたことに、ビビっちゃいましたよ(笑)。

 

普通の映像制作や映画製作じゃありえないんですけど、僕らにとっては、監督も社長もクライアントもみんな同じなんですよ。

それは村上隆です。

僕らは村上隆のために、作品を作り、働くんです。

 

これってめちゃくちゃ恐ろしいことなんですよね・・・『芸術起業論 』で書かれていたことの意味はここにあったのか。

 

 

自分がやりたいことをやるために、会社を起こすってすげえなと・・・

 

アーティストですから、作品の規模なんてもうハチャメチャなわけですよ。そうすれば、資本と労働力がいるわけです。それを手中に収めるために・・・いやあ、本当に恐れ入ります。

 

まあ、社長も言ってましたが相当にストイックな姿勢が求められるそう。どれだけ芸術に命をかけられるのか。
生半可な仕事は許されないと。

 

だから、社員はほぼみんな烈火のごとく怒られまくるそうです(笑)。

 

離職率も相当高いそう。常に学び続ける姿勢が求められるから。
でも、その姿勢は必ず村上さんの目に留まり、どんどんでかい仕事を任せてくれるそう。

 

世界的アーティストに認められるっていう環境は、なかなかないですからねえ。

 

No.2なのかな?女性の方でマネージャー的な方がいたのですが、その方もこうおっしゃってましたね。

 

村上隆の作品が弊社の売り上げのほぼ全てです。

 

 なんだろうな・・・ギルドっぽいような気もするけれど。まあ、マスターピースであることには間違いないですからね・・・

 

この女性はこうも言っていた。

 

芸術は資本主義世界の中に寄り添いながらも、それを超越できるんですよね。

その振れ幅は本当に予測できない。でもそれが楽しい。時代を超えて残り続けるものに出会えることなんて、なかなかないですから。

そんな冒険ができる日々があるから、私は会社を辞めないんです。

 

いわば、この会社は、海賊王の船なのかなって思います。サウザントサニー号なのかな。

 

ここにいれば、芸術の世界のすべてが見えるのかもしれない。
でも、その道は険しいですよね。そりゃ、ルフィが海賊王を妥協しないと一緒で。求めるレベルは相当に高いものに決まってるわけで。

 

 

それでも、世界のすべてを見たいと思うのなら、乗船してみてはいかがでしょうか。

 


まとめ

残念ながら、僕はやっぱりいわゆる『アート』の文脈での表現の世界ではやっていけないなって思いました。
絵を見てすごいなあとは思うけれど、それこそ、墓場まで持って行きたいとはやっぱり思えなかった。

 

それに気づけただけでもいい収穫でした。

 

同じ表現でも僕は言葉でやっていきたいなと。

 

だって、それが好きなんだもん。

 

ただ、言葉っていっても広いですからね。お下品なキュレーションメディアとかじゃなくて、沢山の思いやメッセージやストーリーが裏に隠れている言葉を使った仕事をしていきたいなって。

 

もし、僕がそんな隠されたメッセージとかを『アート』に対して強く感じることができたら、この会社とご縁もあったのかなあと思います。

 

が、ずっとずっと見続けていたい会社であることは確かです。僕なんかがおこがましいですが、自分のやりたいことを思う存分やれるくらいの力を身に付けてやるって思いましたぜ。

 

ぴょいぴょーい!