脳汁生活。

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脳汁足りてる?

L'Arc-en-Cielの『White Feathers』の歌詞を考察してみた。伝えられない思いのもどかしさとは?

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 こんにちは。うさごけです。

 

最近歌詞の考察にハマっています。妄想を自由に広げていくのが脳汁モノなんですよね・・・

 



今回も、歌詞考察なのか歌詞妄想なのか分からないけど、そんな具合に紹介していこうと思います!

 

 

White Feathersって?

L'Arc-en-Cielの2ndアルバム、Tierraに収録されている曲。ちなみにアルバム内のラストの曲で、ライブでも初期の頃はトリを飾っていた。

 

演奏時間は7分58秒と、リミックス、リアレンジ楽曲を除いたラルクの楽曲の中では最も長い。

なお、現在まで市販化されていないが、この曲にもPVが存在する。1994年2月14日テレビ埼玉系番組『ノスタルジーの予感〜第一章〜』内にて放送されたもので、当時はまだメジャーデビュー前であり、曲のアレンジなどが若干異なっている。

曲中には語りがあり、ライブではkenが担当する。また、2006年に行われたライブ「15th L'Anniversary Live」の演奏曲目リクエスト投票で3位を記録しており、シングル表題曲でない曲の中では最高順位となった。

wikipediaアルバムTierraの解説より

 

まあ、昔の曲ですし、ファンじゃないと知らないようなコアな曲でもあるかと思います。

ファンの方は大いに興奮してくださいね。

 

 

White Feathers (Tierra

作詞:hyde/作曲:Ken

 

 

名盤Tierraより。初期ラルクを代表する一曲で、今でこそ、あなたPiecesが多いですが、ラストに演奏されることが多かったという。
Liveではタイトルにあやかって、白い羽が舞乱れるんですが、これがまたとっても綺麗で。

 

演奏時間はなんと脅威の7分ごえ。(7:58)

 

それでいて、まったく飽きのこない楽曲構成。
イントロのギターソロからのhyde氏の「It looks like white feathers」ですよ。

 

この楽曲もhyde氏得意のストーリー性のある歌詞が胸に染みます・・・それにKenちゃんの美しく儚いメロディーが何ともいえない、世界観を打ち出しています。

 

ああ。歌詞妄想・・・しちゃうよ?

 

白い羽根が舞い落ちる部屋の中で彼は絵を描く
眺めの良い窓は閉ざしたまま鳥の絵を
部屋の隅には足をつながれた鳥が必死に羽ばたき
彼はそれを悲しげに見つめては
彼女に想いをはせて

 

自由に飛べるはずの鳥が鎖に繋がれているというのは、おそらく、彼への強烈なメタファー。
窓は、世界や自由の象徴でしょうか。それが閉ざされているというわけですが、その中で必死に鳥が羽ばたいている・・・もがき苦しんでいるという風にも捉えられます。

 

Will you please tell me the way to the sky
すぐそばに今在るのに
Will you please tell me the way to the sky
遠のいて行く届かないもっと高く

 

サビです。
英詞はそのまま、『空への行き方を教えてほしい』でしょうか。ここでの空も自由の象徴・・・はたまた、空を天国と捉え、死をイメージするのか。

 

そして次。なぜ、『在る』なんでしょうか。彼女でしょうか。心の中にいれば『在る』と表現することもできますね。

 

すぐそばに今在るのに、遠のいていくんですね・・・だからこそ、その思いをもっと空高く響かせないといけないのか・・・う~ん、まだこの段階では難しいですねえw

 

今が昼なのか夜なのかさえわからない

 

閉ざされた部屋の中のせいで、時間感覚が狂っているというほかに、彼女の存在も大きく関係しているように感じます。

 

彼女は遠のいているわけです。彼女がいれば、明るいというか、昼のようなイメージを喚起させますが、今は、離れつつある。つまり、夜かもしれない。

 

そんな戸惑いがあり、彼の心はぐっちゃぐちゃになっているという比喩ですかね・・・

 

いくつもの夜を越えてふいに彼は重い窓を開けた
太陽と風が部屋に広がり
彼を外へ連れ去った

 

おそらく、ここで場面が切り替わるのでしょう。

 

昼か夜か分からないと言いながら、「夜を越えた」わけです。つまり、彼女は徐々に(心理的に)離れていき、完全に夜が訪れてしまったと。
でも、そんな彼女を感じられない日々を乗り越え、窓の外にいるはずの彼女のもとへ行こうと、窓を開けるわけです。

そこからはふわっと太陽と風が部屋を包みこむ・・・これはおそらく、外の世界にいる彼女の温もりのメタファーでしょうか。

 

Will you please tell me the way to the sky
舞い上がる風の中
Will you please tell me the way to the sky
閉ざしたまま
羽根は広がらず落ちてゆく 

 

これは、彼を鳥として表現していますよね。
ですが、羽は広がらなかった。
つまり、飛べなかったわけです。落ちていくわけです。

 

これはストレートにこのまま解釈してもいいですが、僕は一ひねりを加えます。

 

おそらく、これは、彼女との関係に決定的な何かが起きたことを例えたのではないかと。
単純に合うことができなかったのか、違う男ができたのか、振られたのか・・・
これはもう、妄想の域を過ぎないのですが、バットエンド的予感を感じさせますよね。

 

 It look like white feathers
少しの歪みの後にすべてを知る叶わぬことを

 

若干フライングをしかけてしまったかもしれませんがw

そもそも白い羽根ってなんでしょうね、というところ。

 

歌詞中に白い羽根が出てくるところは全部で3つ。

 

白い羽根が舞い落ちる

羽根は広がらず落ちてゆく

It look like white feathers

 

羽根はすべて、落ちるものとして描かれています。飛ぶため=自由の象徴の羽根が落ちているわけです。
この曲における、自由とは、僕は彼女と過ごす時間や空間のことではないかと思っています。
しかし、それが落ちているわけです。

少しの歪みの後にすべてを知る叶わぬことを。

 

この歪みとは、鳥で例えるなら、それこそ体を痛めたか何かで飛べない・・・会えないということだと思いますが、彼は人間なのでw

 

そう考えると、この歪みは、心の痛みではないかと。フライング気味と書いたのはここに意味があります。
何かしらの理由があり、叶わなかったわけですね。彼女と会ったり、共に時間を過ごすことが。
いやらしいのが、すべてを知るという部分。いやあ、なんか、他の男と一緒にいるところを見られちゃった感じしませんか?(笑)

 

たぶん、彼女は浮気をしてたと。で、それを見ちゃった。今まで昼か夜か分からなかったのも、たぶん、気持ちはあるのか、ないのかで困惑していたのかなと。

 

Will you please tell me the way to the sky
すぐそばに在るのに
Will you please tell me the way to the sky
指先さえ触れられない
Will you please tell me the way to the sky
あの鳥のようにこの地につながれている
Will you please tell me the way to the sky
ああ空は何も変わらずそこにいた

 

フィナーレです。

 

ここの『在る』は実体のある、『在る』だと思います。たぶん、その浮気現場あたりに居合わせてしまったのかなあと・・・ああ。
そりゃ触れられるわけないですよね・・・

 

あの鳥のようにこの地につながれている・・・彼が執拗にこの部屋・地にこだわる理由。それは、彼女との思い出がそこにあったからではないかなと。
でも、彼は勇気を出してその場所から、記憶から振り切ったわけですよね。結果は・・・悲しいですが・・・

 

そして空は何も変わらずにそこにいたと。

 

空は自由の象徴とか言ってました。
この件から、自由は個々人の思いとは関係なく、常にあるものだという力強いメッセージを感じます。
ラルクの歌詞にはこういったある種の絶対的な存在がよく描かれています。人間存在を超越して、ただ、ある。というもの。

 

そこにちょっとした憤りを感じさせつつ、余韻をじわりと残す・・・

 

本当に切なく、美しい曲です。

ぴょいぴょーい!